最近の建物を見ると、ガラスに色がついているものがある事にお気づきでしょうか?
シルバーだったりグリーンだったりブロンズだったり、その色は様々。
外から覗かれないためにミラー仕様にしてるのかな?と思っているかもしれませんが、熱をコントロールするためにガラスにLow-eコーティングをしています。
では、Low-eコーティングする事で熱をコントロールするとはどう言う事なのでしょうか?
そのためには、先ず太陽からの熱を理解しなければなりません。
地球は太陽の熱で直接暖められているのではなくて、太陽から放射される電磁波を受ける事により明るさや熱を享受しています。
そこで太陽から地球(地上)に降り注ぐエネルギー(電磁波)は、大きく3つに分類すると、
1)紫外線(3%)
2)赤外線(53%)
3)可視光線(44%)
となります。
1)の紫外線は、ファブリックや壁紙などの内装材をいためる原因となり、2)の赤外線は(建物内部に)熱を供給、3)の可視光線は明るさを担っています。
また、3つの分類は、太陽から来る電磁波の波長によって分けられ、それぞれの波長は
1)300〜380nm
2)380〜780nm
3) 〜830nmの一部
となっていてます。
このうち、熱として影響するのが2)の赤外線になりますので、この波長の電磁波を遮れば熱を遮断する事が出来ますし、透過させれば熱を存分に享受する事が出来ます。
Low-eコーテシングする事で、この赤外線をコントロールし熱をコントロールします。
余談ですが、波長が短い程エネルギーが強いので、パソコンのブルーライトや紫外線は避けた方が良いと言われています。
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