断熱性能の高い窓は結露しないのでしょうか?
私も、東北エリアを担当していた事もあり、サッシの結露には悩まされていました。
また、東北エリアのような寒冷地だけでなく、関東エリアにおいても断熱サッシを付けているにも拘らず、
窓の結露が起きている事が多々ありました。
なぜなんでしょうか?
前回、窓の断熱性能と表面温度の関係について説明しましたが、
今回は、窓の熱解析を元に窓の性能(特に結露)についてお伝えします。
前回窓の断熱性能を表すものとして熱貫流率(U値)について、性能と表面温度の説明しました。
不思議な事に、U値が高くなってもガラスの表面温度が上がらない事がある事をご理解いただけたと思います。
それでは、最低表面温度とはどこをさすのでしょうか?
次の図は、樹脂アルミ複合サッシを熱解析したものになります。
図:樹脂アルミ複合サッシの熱解析結果
図を見てお分かりのように、框(枠)とガラスの取り合い部分に温度低下が見られます。
その温度は露点温度である9.27℃を大きく下回っており、結露リスクが高い事が分かります。
よく、窓の下枠部分で”U字型”に結露していることがありますよね。
それは解析結果からもその状況が予測出来ます。
それでは、どのような窓が良いのか?
Uw=0.74W/m2Kの高断熱窓はこちら
次回は、色々な窓の性能と最低表面温度についてお伝えします。
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