樹脂窓が高性能な理由の一つに、その構造が挙げられます。
例えば、一般的な日本のサッシ(アルミやアルミ+プラスチック)の場合、縦枠と上枠と下枠で形状が違っています。
《アルミ樹脂複合サッシの断面図》株式会社LIXIL サーモスH
なぜなのかを簡単に説明すると、
上枠は障子(窓)が外れないような構造
下枠は、入り込んできた雨や結露した水が抜ける構造
縦枠はつなぎ
と言ったところです。
ところが、樹脂窓は縦枠も上枠も下枠も同じ構造なんです。つまり、4方とも『断熱』『気密』『水密』をしっかりになっていると言う事です。
まるっきり構造が違うんですね。
《樹脂窓の断面図》株式会社LIXIL エルスターX
こうやって並べてみると違いがよく分かりますね。見た目にも樹脂窓の方が断熱性能が高そうに見えます。
それでは、どちらを選べば良いのか?
高断熱のアルミ樹脂複合サッシと比較した場合、意外にも『断熱』『気密』『水密』についての性能値はほぼ変わりません。意匠性を考えたら、アルミ樹脂複合の方がすっきりしたデザインになっています。
使用目的や設置場所により選ぶのが正しい選び方だと思います。
ただし、フレームの構造や素材は樹脂窓の方がより断熱性が高いので、冬の寒さが厳しいところには樹脂窓をお勧めします。
※ただし日本製の場合
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