樹脂窓とその他のサッシの違いが分かったところで、さらに深いところを探ってみましょう。
[樹脂窓は高性能1]でも触れましたが、樹脂(PVC)は色々な製品に使われています。
それぞれ、耐候性を高めたり固さを変えたりさせながら商品にあった性能をつくり出しています。
それでは、窓はどうなっているのでしょうか?
先ず最初に考慮しなければならないのは、ガラスの重さです。
ガラス一枚の重さは、その厚みによって区々です。
例えば、4mm厚のペアガラスなら約20kg/m2となり、テラス窓(0.8x2.2)であれば障子1枚で約45kgにもなります!
この荷重を支えなければなりません。
まして、トリプルガラスともなるとその重量は約70kg近くになります!
そうなると、さすがに樹脂の強度に不安が残ります。
そこで、一般的な樹脂窓には鉄芯が入っています。※弊社パートナー先の樹脂窓(普及品ですが、これでもUw=1.24W/m2Kです)
AJM5000
こうする事で、重いガラスを支える事が出来る訳です。
樹脂の比重は軽いのですが、強度を補うためにそれなりの厚みと鉄による補強が必要になります。大きな開き窓が出ない理由もそこにあるのではないでしょうか?
一方で、アルミの比重は重いのですが強度と耐摩耗性に優れているので薄くする事が出来る上に大きな開口がつくれると言う訳です。
これらの事は日本でアルミサッシが普及している理由の一つだと考えられます。
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