窓の性能値を見てサッシを選ぶのが普通ですが、思わぬ落とし穴があります。
サッシの肝はスペーサー
窓を決めるとき断熱性能の良いものを選ぶことが基本です。この断熱性能は大きく分けて3つのパーツで構成されています。
- ガラス
- フレーム
- スペーサー
この3つのパーツの性能が窓全体の性能になります。
一般的に熱貫流率”U値”で表され、数値が小さいほど熱を通しにくくなります。
最近では、数値的には欧州の高性能窓に匹敵するような性能の窓も発売されはじめました。
これはいい傾向ですね。何せ40年近く日本の窓の性能は停滞していた訳ですから。
それでは、U値が低い(性能が上がった)からと言って快適な空間が出来るのでしょうか?
一概にそうとは言えません。
なぜ?
実は、窓にはもうひとつ重要なポイントがあります。
それはペアガラス(またはトリプルガラス)の接合部(空気層の部分)。一般的にスペーサーと言われる部分です。
このスペーサーの主な機能は、
・ガラスの接合
・断熱
・空気層に封入されている空気の乾燥やガス漏れを防ぐ
と言ったところ。
普段はあまり気にする事がない場所なので、恐らく殆どの人が気付いていない場所かも知れません。
でも、かなり重要なんです!
スペーサーにも色々な種類がありますが、ここで代表的な2つのスペーサーを比較したいと思います。
☆アルミスペーサー(非断熱)とTGIスペーサー(断熱)(テクノフォルム・バウテック製)
次の図をご覧ください。
外気温0℃、室内温度20℃相対湿度50%のときのガラス表面温度を表しています。
上の2つ(アルミ製のスペーサー)においては、乾燥空気でもアルゴンガスでも
スペーサー付近に結露が現れています。
逆に、下の2つ(TGIスペーサー:ステンレスと樹脂の複合材)においては、
露点温度を下回る事はありませんでした。
何気なく、ペアガラスは断熱窓だと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、折角ガラスを2枚もしくは3枚に
しても、スペーサーに拘らなかったら効果半減ですね。
もちろん弊社の窓“ZERO”には、最新のTGIスペーサーが使われています。
しかも色を選べるんです!(現在ブラックとホワイトを標準で展開中)
窓を選ぶときには、この部分(スペーサー)にも注目して下さい。
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