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今年の夏は酷暑の夏でしたね。外気温は40度を超え体温より高い状態で寝るのも一苦労という方も多かったのではないでしょうか。いくら温暖化が進んでいるといっても、日本の冬は寒いですよね。特に窓側の寒さが堪えます。そんな窓辺をオシャレにしかも暖かくしてみませんか?
断熱ブラインドとは
断熱ブラインドとは、その名の通りブラインド自体が断熱材の役割をするものになります。普通のカーテンは視線を遮ったり光を遮ることはできますが、断熱することはできません。
窓辺を美しく、しかも暖かくする断熱ブラインドの特徴と最適な使い方をお伝えしたいと思います。
窓の役割
断熱ブラインドの前に、窓について少し考えてみましょう。日本の窓と海外の窓はそもそも考え方や作りが違います。日本は木造住宅の文化であり、欧州などは石やレンガの文化。気候も違うし生活様式も違うので、その影響もあって窓に対する考え方も大きく違います。
日本の窓
日本の住宅は柱と梁で形成された木造住宅が主流でした。そして、窓は柱と柱の間に建具を入れることで成り立っていました。もちろん現在もこの様式に変わりはありません。
板が入れば板戸、ガラスが入ればガラス窓、ガラス戸、障子が入れば襖など日本独特の様式となっています。ある意味可変性があって使い勝手のいいものです。
欧州の窓
一方、欧州の窓はWINDOWと言いますが、もともとは古ノルド語で「風の目」を意味した vindauga (vindr + auga) が語源となっています。
レンガや石を使った組積造の建物が主流のヨーロッパでは、風通しや眺望を目的に窓を設置してきたようです。
窓の開き方とカーテン
日本と欧州の窓の違いについて述べてみましたが、もう一つ大きな違いがあります。それは日射の調整方法です。日本の窓は柱と柱の間に窓があり、そのほとんどが横に滑らせる引き違い窓が主流です。また、外と中を仕切るもう一つの窓として障子や無双窓が使われてきました。それも窓と同じで柱の間にきれいに収められ、狭いながらも室内を端正に保ってました。
一方で、ヨーロッパのカーテンは窓全体を覆い隠すように配置します。それは室内を飾るインテリアとしての役割もあり、いろいろな色や柄を楽しむことで室内を華やかに彩っていったのでしょう。素材や大きさを変えることで光を調整していった感じですね。
日本の窓には断熱ブラインドが合う
もともと、日本の住まいは和室であったため、カーテンなどの装飾品はなく、障子を使ってプライバシーを確保したり、光を調節したりして過ごしていました。障子の中でも機能的で調光しやすいのが雪見障子です。完全に締めれば普通の障子ですが、下の方を半分だけ開けることもできる、大変使い勝手の良い障子です。
つまり、一般的なカーテンですと開けるか閉めるかと言うことになるのですが、少し開けるということができる事が、日本人の暮らしにとって使い勝手が良い事になると思います。
断熱ブラインドが最適な理由
日本の住宅は窓は断熱性能がとても悪いので、窓辺が寒いという問題があります。この寒さは、カーテンを付けても防ぐ事ができないので、根本的な解決が望まれています。
ご紹介する断熱ブラインドの特長ですが、次の3つが挙げられます。
- 断熱性能が高いので、部屋が温かくなる
- 紙のような素材なので、インテリアに馴染む
- オーダーメイドでピッタリサイズ
これらの特長について、詳しく説明します。
断熱性能が高いので、部屋が温かくなる
部屋がなかなか暖まらないとか、窓辺が寒いと感じることはありませんか。
実は、窓から逃げる熱の量は家全体から逃げる熱の約半分なんです!だから、いくら暖房しても暖房を切った途端に部屋が寒くなってしまうんですよ。つまり、この窓から逃げる熱を逃さないようにすれば、部屋も暖かくなるし、窓辺も暖かくなるので部屋が広く使えるようになります。
断熱ブラインドの上手な使い方
断熱ブラインドは、その名の通り断熱性を高めた今までに無いブラインドです。どれくらい温かくなるかというと、今ある窓の内側に、もう一つ窓を付けたのと同じくらい断熱性能が高まります。
また、冬の日差しは暖かいので、晴れの日にはブラインドを開けて、曇りや雨の日、それに夜はブラインドを閉じる事で室内の熱を逃がさないので、光熱費も抑えられます。
紙のような素材なので、インテリアに馴染む
断熱ブラインドの素材は、ポリエステル不織布です。耐熱性に優れ、吸湿吸水性が少なく、防腐性にも優れた素材です。ポリエステルといっても紙のような質感があるので、洋風な部屋にも和室にも馴染みやすいブラインドです。また、インテリアに合わせて12色の中から選べますので、部屋のイメージも簡単に変えることができます。
便利な開き方と使いやすい操作方法
ブラインドというと下だけが開くイメージですが、上下に開くタイプもあります。通りに面していて下の方は隠したいけど太陽の光は取り入れたい。そんな人には、上下タイプがあるのでオススメですよ。
オーダーメイドでピッタリサイズ
断熱ブラインドは全てオーダーメイドで製作します。しかも1mm単位で調整可能。だから、窓にピッタリの断熱ブラインドが取り付けられるので、見た目にも美しい仕上がりとなります。
写真は賃貸マンションの設置例です。すっきりと収まっていて、日射も柔らかく入ってきている様子が分かります。
オーダー寸法の測定
オーダーするための寸法は、窓の高さと幅をメジャー等で測定するだけです。ただし、いくつかの注意点があります。
- 高さを測定する
- 窓の幅は上・中・下の3点を測定する
- タスキ測定をする
特に幅については窓枠の上・中・下の3点を採寸し、必ず最小値を選んでください。また、窓枠内側の天井にブラインド設置が可能な奥行きがあるか確認が必要です。6cm以上あれば取り付け可能です。
断熱ブラインドの価格
断熱ブラインドの価格は、一般的なカーテンと同じくらいです。掃き出し窓(1.6m X 2.2m)で41,300円となります。詳しくは表をご覧ください。※シングルハニカム構造25mmコード式の場合
その他の操作方法やタイプについては、お問い合わせください。→お問い合わせ
施工は簡単
断熱ブラインドの施工は、ご自身でも施工可能です。施工の流れをご紹介しますので、参考にしてください。施工が難しいなと思った方はご相談ください。
準備するもの
・電動ドリル(ドライバーでも可) ・メジャー ・鉛筆 ・両面テープ
施工手順
①ブラケットの取付位置を鉛筆でマークし、仮止めをします。
- 左右対象になるようにブラケット取付位置を決め、一直線上に並ぶように窓枠に両面テープでブラケットを仮止めしてください。ブラケットは両端から77mm程度の位置に取り付けしてください。
- 3個以上ブラケットを使用する場合は、中間のブラケットを等間隔に取り付けしてください。
②ビスを打ち、ブラケットを取り付ける
内付け、外付けでブラケット固定位置が異なりますので、設置前にもう一度確認してください。
安全にご使用いただくために付属のビスを全量使用してください。付属品以外のご使用は絶対におやめください。
③ブラインド本体を取り付ける。
ブラインドのボックスについている溝をブラケットに引っ掛け、後ろ側を押すように差し込んでください。大きなサイズの場合は、ケガの防止とブラインドの落下防止の観点から、二人以上で作業することをお勧めします。
賃貸でも設置可能です
『壁に穴をあけることになるから賃貸は無理なんですよね』という声をよく聞きますが、多くの場合で設置は可能です。
賃貸住宅の場合、写真のようにカーテンレールが設置してありますが、このレールのブラケットを利用することで設置可能です。
実際の設置については、大家さんにお問い合わせの上、取り付けることをお勧めします。
断熱ブラインドのお問い合わせ
断熱ブラインドは、注文からお届けまで20日ほどいただいております。本格的な冬が到来する前に、窓辺の衣替えもお勧めします。『自分の部屋につけられるのかな?』『取り付けてもらえるのかな?』など、なんでもお問い合わせください。
また、カタログもご用意しておりますので、問い合わせフォームにカタログ希望と書いてください。
問合せ先:株式会社Green Bridge(グリーンブリッジ)→問い合わせフォーム
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