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賃貸だから無理とか、一生住むわけじゃないから家具なんて適当でいい。
食事はコンビニ、飲み物は缶コーヒーで十分。
そんな暮らしだと、あなたの魅力までも奪ってしまいます。
生活環境があなたを産み出すもとになっていることを知ってほしい。という想いで記事を書きました。
住まいは人をつくる
ひとは一生の3分の2の時間を、人工的な空間(建物)のなかで過ごします。
住まいとは、ひとが生まれ育ち、憩い、集うところ。
赤ちゃんの頃には食事、衣服、おもちゃに至るまで安全なもの、安心なもの、そして成長するために必要なものを与えられて育ってきました。だから、今こうして生きています。
子供が生まれた時や進学するとき、子供の成長を願って新たな住まいを手に入れようとします。そこには、いい住まいの中で子供を育てたいという想いが込められているのです。私たちは、親からの愛情をたっぷり受けた自分がいることに、後で気付かされます。
自分を大事にすることが苦手
自分を大切にすることはとても難しいことです。自分を甘やかすことでもなければ贅沢させることでもありません。自分の変化や変調に目を向け、何が不足しているのか、逆に何が多すぎるのか、そういった当たり前のことに気づき行動することが結果的に自分を大事にすることになります。
気温が1℃や2℃くらい変化しても大して気になりませんが、体温だと0.1〜0.2℃変わっただけでも体調が崩れることも。自分という存在は、外的な影響よりも内的な影響を受けやすいということに気づき、自分を大切にすることに目を向けてみませんか。
暮らしの健康
暮らしの健康とは、住まいの環境を整えることで、そこに住むひとが安心して暮らせることを指します。
安心といっても泥棒が入らないとか地震に強いということだけでなく、一日を過ごして疲れたカラダが家で十分に休むことで元の状態に戻せるんだという安心感です。
いくら外気が汚れていても、家に帰れば綺麗な空気が吸えるという安心感、外が暑くても寒くても快適に過ごせるという安心感。そして、どんなに疲れていてもぐっすり眠れる寝室。そんな毎日が過ごせると健康でいられると思うのです。
健康とは病気じゃない状態ではありません
「自分は健康だと感じる時はありますか?」
この質問を何人もの方にしたことがあるのですが、ほとんどの方は答えに窮します。自分の状態を自分で判断することが難しいからではないでしょうか。例えば、健康診断などを受診すると相対的に自分の健康状態がわかりますが、自分の中に判断基準を持っていないと健康なのか不健康なのかわからないんですね。
また、肉体的には健康でも、心が健康でないこともあります。
『健康診断で問題なかったから大丈夫!』
果たしてそうでしょうか。
健康のことを少し詳しく
健康とは、健体康心という四字熟語から生まれた言葉。カラダが健やかでココロが安らかな状態のことで、心もカラダも元気な状態のことを「健康」といいます。
『なんとなく、さえない』
体は問題なさそうなのに気分が乗らない。もしかしたら、どこか不調があるのかもしれません。
WHO(世界保健機関)では、健康をこう定義しています。
健康とは単に疾病や虚弱がないことではなく、身体的、社会的に完全に満足のいく状態を指す
体は元気で心が平穏な状態。そして、毎日が元気で明るく穏やかな状態が健康ということです。でも、この日常の健康に気づかず、体調を崩したり病気になった時に(それまでは)健康だったと気づくのかもしれません。
暮らしの中に自分を置いてみる
一人暮らしで一番多いのはワンルームタイプのお部屋。例えば6畳なら3m × 3mくらいの大きさになります。手を伸ばせば必要なものに手が届く、そんなコンパクトな空間です。その中で、食事をしたりテレビを見たり疲れを癒すために寝たりと、生活の基本的なことを一つの部屋で行なっていることになります。
でも、部屋の中を見渡してみて下さい。壁・床・天井.........何か気になりませんか。そのほとんどがビニールなんです。食器棚や机を見てもおそらく合板の上にビニールシートを貼ったものだと思います。
「いや、木目が入っているから本物の木だと思う」という人は、手で触って見て下さい。本物の木と触り比べれば、それが本物の木でできているのかは、わかるはずです。
なぜ、このような空間が増えたのかというと、一つは掃除が簡単だから。ちょっと汚れたとしても雑巾などで拭き上げれば汚れはすぐに取れてしまうし、床の掃除は掃除機やお掃除ワイパーで簡単に済ますことができます。
そして、もう一つの理由がクレームになりにくいから。天然の素材を使うとどうしても色ムラが出たり材料が動いてしまいます。それは自然素材だからよくあるふつうのことなのですが、それがクレームとなりかねないので出来るだけ新建材(人工的に作られた素材)を使うようになっているのです。
部屋を整える
一人暮らしの部屋は、生活に必要のものがあふれてしまいがちです。ベットにテーブルにテレビ台、それからチェストや本棚など、たくさんの家具類を部屋の中に「はめ込んで」いかなければなりません。それにカーテンや照明器具なども選ぶ必要があります。
大手インテリアメーカーのショールームに行くと、部屋のサイズごとにまとめて提案しているところもありますが、日本のほとんどのワンルームが同じサイズ、同じ間取りだからこそできる提案なんですね。
家具で整える
一人暮らしの場合、テーブルは食卓も机も兼用していることが多いと思います。つまり自分に一番近いところにある一番大事にしたい家具ともいえます。
賃貸の場合、特別な場合を除いては床や壁紙を自分の好みに交換することはできません。そして、そのほとんどが人工的に作られたものであり、ビニールでコーティングされたものになっています。
一見、木のように見えていても実はビニールシートだったりします。毎日、目にしているもの、手に触れているものが、実はみんな偽物だったということになります。
では、どうすればいいの?
ワンルームタイプだと、どうしても床で生活しがちです。そうすると、全てを床に置くことになるので部屋も片付かずゴミやホコリが溜まりやすい部屋となります。
床に近いところで過ごしていると、そのホコリを吸い込みやすく、健康的にあまりいいとは言えません。さらに、床に座ってばかりいると姿勢も悪くなり体調を崩しかねません。
そこで、次の2つのことをおすすめします。
①テーブルを高くする
テーブルを高くし椅子を使うことで生活がかなり楽になります。そのメリットをいくつか挙げると、
- 部屋が広く使える
- ものが片付く
- 片付けやすくなる
- 生活にメリハリがつく
- 姿勢が良くなる
ということが挙げられます。
特に、床面にはゴミやホコリが溜まりやすいので床面で生活しているとその影響を受けやすく、健康面にも問題が生じる恐れがあります。また、自分にあったテーブルと椅子を使うことで姿勢も良くなり集中力も高まりますね。
②天然木の家具にする
天然木のテーブルの良さは、なんといってもその手触りと存在感。そして手入れをすればするほど磨きが掛かり愛着が湧いてくるものです。
人の手はとても繊細で、時には大きな力を発揮する大切な部位。「手当て」とか「お手入れ」という言葉にもあるように、時には人を癒し時にはものを整える。その感覚を磨くためにも日常から自然なものに触れておくことは自分を大事にする上でも必要なことです。
一人暮らしでも、愛情を注げるものが身近にあれば心も安らぎます。汚れたらキレイにするし、傷がついたら補修する。毎日の変化に気づくようになると、自分の変化にも気づけるようになります。
窓辺を整える
一人暮らしの部屋にとって、窓辺はとても大切な場所。窓からは光が入り、風が入り、運も運ばれてくる。だからこそ、窓辺はキレイにしておきたい。
でも、窓辺にこだわりを持って整えている人はどれくらいだろうか。
- カーテンを開けると外から丸見えだからほとんど開けない。
- 窓の近くは寒いからカーテンは開けない
- カーテンの長さが合ってない
- 窓の結露がカーテンについてカビが生えてる
- カーテンは買わずに他の布で代用している
こんな感じだと、とても窓の役割りを果たさないし、室内の空気は汚れ、健康とはほど遠い生活になってしまいます。カーテンの役割は、プライバシーを守ることと太陽の眩しさを和らげること。そして窓辺の寒さを防ぐこと。
この役割を果たせればいいのですが、普通のカーテンだと開けるか閉めるかしかできないので、どうしても閉めることを優先してしまいます。少し開けたつもりでも、その部分が縦に全部見えてしまうのでそうなってしまいますね。これでは運も入ってきません。
そこでオススメなのが上下に開くブラインド、それも断熱ブラインドです。
ワンルームの場合、部屋が狭いにも関わらず窓辺が寒いためにできるだけ窓から離れて生活しようとしてしまいます。夏は暑いし冬は寒いし、とても快適に眠れる環境ではありません。家具とともに窓辺の環境を整えることは自分を大切にする第一歩なのです。
上下に開くブラインドなら、足元だけ光や風を入れることもできるし、ブラインドを上げても邪魔にならないので狭い部屋でもスッキリと見せることができます。
一つしかない窓だからこそ、その窓辺は整えましょう。
(事例紹介)→断熱ブラインド導入のお客様のブログ記事
自分を大事にする
自分を大事にするということは、身の回りの環境を整えることからはじめてください。好きなもや体に優しいものに囲まれた環境に身を置くことで、自然と心もカラダも落ち着くものです。人工的なものに囲まれた生活では、自然からの恩恵を受けることなく負担が募るばかり。
特に一人暮らしの生活では、太陽の光や木のぬくもり、自然な風を感じることで、自然な自分を取り戻すことができるでしょう。そのためにも、部屋を整え、窓辺を整えてください。
きっと幸せな時間を過ごせるでしょう。(荒木)
一人暮らしの住まいの相談(家具選び、記事でご紹介の断熱ブラインドasSuの取り扱いをしております。)
問合せ先:株式会社Green Bridge(グリーンブリッジ)→問い合わせフォーム
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