目次
良質な睡眠をとるためには、準備と心構えが必要です。今回のセミナーでは、良質な睡眠をとるためのコツをお伝えしました。もちろん、いつものコーヒータイムも楽しんでもらいましたよ!
良質な睡眠セミナーの目的
健康食品や健康法など、自分にとっていいと思ったことは積極的に取り入れる方が増えていますね。テレビを見れば連日のようにお笑い芸人さんやタレントさんが健康番組や快眠グッズの通販番組で不健康自慢をしているのが目に入ります。
健康を損なう原因は一体どこにあるのだろうか?
そんな疑問を解決するために、今回のセミナーは開催されました。今回は、その内容の一部とセミナーの模様をお伝えします。
人生を左右するのは生活の質
見た目は違っても、人間には約25,000個の遺伝子があり病気になりうる遺伝子を、誰もが持っていると言われています。その病気のトリガーを引くのが生活の質と考えられていて、生活習慣病と呼ばれていたりするのです。
その中でも、最近注目されているのが睡眠。よく眠れる寝具から睡眠導入サプリメントまで幅広く商品や情報が提供されています。どれも大切なことだし必要なものもあると思いますが、その根底にあるのは生活の質が低下していることにあります。
生活の質を高めて良質な睡眠を手に入れましょう。
睡眠貯金はできません
よく睡眠を多くとることで健康になると言われていますが、本当にそうでしょうか。生活の質を高めることが重要であるとよく言われますが、同じように睡眠も質が大切なのです。
睡眠時間が思うように取れなくていつも寝不足の状態が続くことを睡眠負債といいますが、その反対の睡眠貯金というのはありません。溜まりに溜まった睡眠負債は、カラダの健康を蝕んでいくだけです。
最近、寝不足だから週末は寝溜めしようと考えないでください。その時の疲れは取れるかもしれませんが、蓄積された疲れや疲労はそのままです。毎日の生活を見直して、自分に必要な睡眠時間を確保してください。
平均より多いか少ないかは問題ではない
睡眠時間が長いと健康なのかというと、一概にそうとも言えません。実際、日本人の平均睡眠時間はこの50年で1時間以上短くなっていますが、生活スタイルの変化からきているので、単純に睡眠時間が不足しているとも言えないところ。
ただし、ショートスリーパー(短時間の睡眠で良いパフォーマンスを実現している人)の方がいますが、自分に適した睡眠方法を実践しているに過ぎないので、合わない人にはお勧めできません。
睡眠は寝室で
1日の疲れを癒し、明日への活力を蓄える場所、子供であれば健全な成長のために最も大切な場所。それが寝室です。いま、その寝室が脅かされています!
昔の寝室は、本当に寝るためだけの部屋でしたが、現代の寝室はテレビもあるし照明は明るいし、洗濯物も干してあって。
一人暮らしの住まいにおいては、食事も勉強も寝るのも同じ場所だったりします。このような環境で十分な睡眠が取れるのか心配になりますね。
寝室が寝室でなくなっている?!
寝室とはその名の通り『寝るための部屋』。
でも、寝ることに専念できない部屋がほとんど。
- 寝室なのになかなか寝付けない
- 寝室なのに途中で起きてしまう
- 寝室なのに生活できてしまう
セミナーにご参加の方から、現在の寝室について色々な話を聞くことができました。
寝室が寝室で無くなっている現実を参加者同士で情報共有することで、問題が見えてきた瞬間です。
良質な睡眠は、良質な睡眠環境から
良質な睡眠環境といっても、いきなりお布団やマットレス、枕などの買い替えに走らないでください。寝室はその名の通り寝るための室です。
寝るために必要な環境を知ることで、自分にあった寝室をつくることができます。そして、その先に寝具や寝衣などでカラダにあったものを選ぶようにすると、良質な睡眠が得られますよ。
良質な睡眠環境について知る
良質な睡眠環境をつくるために、寝室の環境を整えることから始めましょう。
寝室の環境を整えるために必要な4つのポイントは、
- 温度と湿度を整える
- 光を整える
- 音を整える
- 電子機器を持ち込まない
となります。
セミナーの中で一番驚かれていたのが、夏の快適温度。え、そんな温度で眠れるんですか?
夏は寝苦しいのでエアコンに頼るという人が多いと思いますが、実は、しっかりと寝るための準備をしておくことで、エアコンなしでも快適に寝ることができるんですよ。また、冬においても部屋の温め過ぎが眠れなくする原因だったりするので注意が必要です。
みなさんエアコンの設定温度は知っていても、実際の室温を気にかけていないようなので、しっかりと室温を確認しておくようにしましょう。これは夏場の熱中症対策も同様です。
それから、光や音についても注意が必要です。
睡眠はカラダも休ませますが最も大事なことは脳を休ませること。そのためにも、脳を刺激しないように光や音の環境も整える必要がありますよ。
また、良質な睡眠環境にとって問題なのは、寝室に電子機器(スマホやタブレットやテレビ)が置いてあること。多くの参加者が寝室にスマホや携帯を持ち込んでいたので、寝室には持ち込まないようにお伝えしました。
そして、何が問題なのかを身体電圧を測ることによって理解してもらいましたので、今日からスマホを寝室に持ち込む人はいなくなったでしょう!携帯電話を充電しながら使うと体に電気が流れるなんて、驚きですよね❗️
良質な睡眠を得るための準備
良質な睡眠に必要なポイントは2つ。
- スムーズな睡眠導入
- 中途覚醒・早期覚醒の抑制
これらを実現させるためには、睡眠環境を整えるだけでなくカラダの準備も必要です。最も大切なことは『睡眠』を意識すること。それは、朝目覚めた時から始まっています。
睡眠は1日で最も大切なイベント
『疲れたから睡眠をとる』とか『眠くなったら寝る』というのは、睡眠を大事にしていない証拠。
仕事の予定はスケジュール帳に書き込むのに、実は自分にとって一番大事な「睡眠」をスケジュール帳に記入しないのはなぜ?という質問に対して、参加者の皆さんは答えに窮してました。
スケジュール帳に”23時〜6時まで睡眠”と書いている人はあまりいないようですね。
睡眠ホルモンと体内時計
眠くなったら寝るというのは、本当に体や頭が疲れている状態。
そのタイミングを逃さないことが良質な睡眠をとるポイントです。特に、熟睡を促すメラトニンの生成がポイントになるので、何時くらいにメラトニンの分泌が始まるのかをよく理解しておきましょう。体内時計と関係しているので、生活のリズムが重要になってきます。
逆に、目を覚まさせるホルモンのコチゾールが熟睡を阻害しますので、生活の質が悪いといくら良質な睡眠を取ろうとしてもうまくいかず、無理に寝ようとしてカラダに負担をかけることになりますので注意が必要です。
みんなでコーヒーを楽しみました!
暮らしのサロンで人気の好きなコーヒーミルでスペシャルコーヒーを楽しむコーナーも大盛況でした。主催者(荒木康史)のコレクションであるヴィンテージコーヒーミルを使って、豆の香りや豆が砕ける感触、香りや豆の膨らみや香りなどを存分に楽しんでいただきました。
今回ご用意したコーヒーは、福岡の珈琲chibaさんより取り寄せた、この秋限定のブレンド”くりまる”。栗のような甘い香りが会場内に満たされて、自然と皆さん笑顔になっていましたよ。
五感をフルに活用できるコーヒータイムは、暮らしのサロンで大切にしているコーナーです。
参加者が打ちとけ合い時間と経験を共有することで、セミナーに対する意識や内容についての理解度が高まります。これから先のセミナーでもコーヒータイムは継続しますので、お楽しみに!
参加者の声
本日は、ありがとうございました。
皆さんと協動で挽いたコーヒはあとを引く美味しさでした。
また、飲みに伺います。
自分のための空間や環境をつくる大切さを再確認できました。(T様)
----------------------------------------------------------------
今日は貴重なお話しありがとうございました。
いつも2時過ぎに寝ていたので、今日はもうそろ寝ようと思います。(笑)
コーヒーはあまり飲まないのですが、
みなさんで挽いた豆でいれたものはおいしかったですね。
眠りのポイントがわかったので、少しづつやってみます。
今後ともよろしくお願いします。(A様)
--------------------------------------------------------------------------------------
昨日はありがとうございました。
帰宅時間が少し遅かったのでPCやタブレットを開かず、「寝る」ことに意識を向けてみました。
大事なことはなかなか伝わって行かないことが多い世の中ですが、
少しづつ広げていくことが出来れば、そしてそのお手伝いをさせて頂ければと思っています。
次回のセミナーを楽しみにしています♪(S様)
良質な睡眠は良質な日中の行動から
睡眠は夜の生活を改善すればいいと考えがちですが、日中の生活行動がその日の睡眠の質を左右します。朝起きたら朝日を浴びることが大切ですし、食事や運動も大切。なにより『寝る』という行為に向けて朝からスケジュールを組んでいくことで、生活の質もカラダの質も上がってきます。
みなさんも、良質な睡眠を心がけて毎日を楽しんでください。
これからも、暮らしのサロンを開催していきます。
気になるテーマの時には、ぜひご参加ください。このブログにてご案内いたします。
住まいや暮らしに関する情報を、メディアやセミナーを通じてお伝えしております。ユーザー様向けのセミナーや企業様向けの講演など各地で行っております。住まいを通じて、お客様に寄り添う、ていねいな暮らしのコンサルタントとしてお客様の快適な住まいと心地よい暮らしをサポートいたします!
株式会社Green Bridge →問い合わせフォーム TEL03-3791-1585
住まいの専門サイトHOUZZでユーザーの家づくりをサポート記事を連載しています。→こちら
運営する暮らしのサロンのセミナーの先行予約もいち早くご案内!
ぜひメールマガジンにご登録ください。