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約20年前に購入し、今でも使い続けているコーヒーミルです。コーヒーの知識もそんなにない時に、プロポーションの美しさに惹かれて購入し現在に至っています。
Zassenhaus サンティアゴ
ザッセンハウス社は1867年創業の手挽きコーヒーミルの最高峰の会社です。刃物で有名なゾーリンゲンにてコーヒーミルだけでなくペッパーや塩やスパイスのミルを製造してきた会社です。残念ながら2006年に一度は倒産してしまいましたが、2008年にKUCHENPROFI社により復活を遂げています。
ザッセンハウス のコーヒーミルにもいくつかの種類があるのですが、個人的に形が好きなのが、このサンティアゴです。縦長の珍しい形と腰のくびれがなんともセクシーですね。それに金物部分が金メッキされているのも高級感があって好きです。
ザッセンハウス は刃物がすごい
ザッセンハウス の良さは、何と言ってもコーヒー豆の挽き心地と均一な豆の挽き具合にあります。一般的なコーヒーミルは鋳物やセラミックによってコーヒー豆を砕くような感じで粉にしていきますが、ザッセンハウス のミルはズバリ刃物!豆を切り刻む感じで求める大きさにコーヒー豆を挽いてくれます。もちろん機械にしかできないと思われているエスプレッソにも対応しているので、一台は持っておきたいミルです。エスプレッソ用の細挽きのキメの細かさは機械式よりも美しく芸術ですよ。
また、日本の代理店は対応していませんがミルは25年保証がついていて、メーカーの刃物にかける自信がみて取れますね。(私のはまだ20年なので、刃を見る限りあと5年は大丈夫ですね。)
また、さすがドイツというのかハンドルからくる軸と刃物の取り付けが正確でしっかりしていて、軸が全くブレないのはさすがです。メーカーによっては軸が真直ぐに入らず、ハンドルを回すとグラグラするものがあるので試し挽きをお勧めします。
サンティアゴの特徴
サンティアゴのフォルムは真ん中付近がくびれています。これは太ももに挟んでコーヒーを挽くために考えられたデザインで、別名ニーグラインダーとも言います。
コーヒーミルはそのサイズが大きすぎても小さすぎても上手に挽くことはできません。片手で押さえながらハンドルを回してコーヒー豆を挽くのですが、細かく挽くときは男性でも本体が暴れてしまいます。大きいサイズだと押さえやすいのですが、小さいサイズだと土台が小さく不安定になりがちです。
このサンティアゴは、胴の部分がくびれているので太ももに挟んで使用することができます。手よりもしっかりと押さえられるので、安定して豆を挽くことができるのでとても使いやすいのが魅力。足元からコーヒーの香りが上がってきて、なんとも幸せな気分に浸れますよ。
サンティアゴの構造
サンティアゴの構造は、本体とフタ、それにミルと臼で構成されています。基本的にどのコーヒーミルも同じ構成なので、いたってシンプルです。このミルは20年以上使っていますが表面のメッキが剥がれたくらいでミルとしての機能や性能はなんら衰えていません。
分解洗浄することで長持ち
コーヒー豆からは若干の油分が出ていますので、日頃から手入れをしていないと調子が悪くなります。ザッセンハウス のミルは刃物でできているので毎日使っても傷む事はまずありませんが、分解洗浄してあげると新品当時の挽き心地が戻ってくるので、たまには全部をバラして洗浄することをお勧めします。
洗浄といっても、ブラシで簡単にミルを掃除するだけで構いません。もしもミルの刃の間にコーヒーがこびりついていたら、水洗いで洗浄しましょう。洗浄が終わったらすぐに乾いた布で拭き上げることを忘れずに。
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