目次
住まいづくりを考えはじめたとき、何から始めればいいのでしょうか。
どこに頼めばいいの?
ハウスメーカーと工務店はどう違うの?
家を買うのと家を建てる違いは?
家づくりを考えはじめたとき、たくさんの疑問点が浮かんでくることに気づきます。
住宅会社のこと
住まいづくりをはじめるときに知っておきたいのは住宅会社のこと。街中を歩いていると、建築中の建物をたくさん見つけることができます。そこに掲げられている現場シートや看板を見ると〇〇ハウスや△△工務店など、いろんな住宅会社があることに気づくのではないでしょうか。
住宅会社の数を知っていますか?
セミナーで住宅会社の数について質問すると、一番多い答えは100社くらい。次に多いのが30社くらいです。全く的外れな回答ということなのですが、それくらい一般の方にとって住宅会社は身近な存在ではないようです。
それでは、住宅会社の数を身近なものと比較してみましょう。
学校の数
学校の数は意外と多くて、約36,000校もあります。しかも、小学校や中学校よりも数が少ない大学の方が名前が出やすいですね。
小学校の数 20,000校
中学校の数 10,000校
高校の数 5,000校
大学の数 776校
とたくさんの学校があるんだなと改めて感じます。
コンビニの数
それではコンビニエンスストアはどうでしょうか?
コンビニの数 56,692件
学校の数よりもかなり多いことがわかりますね。これだけ多いのに自宅や会社のそばのコンビニの場所やブランドは分かるんですよね。それほど社会に浸透しているということです。
住宅会社の数
住宅会社の数はと言うと、
住宅会社の数 約60,000社
とコンビニの数と変わらないんですよ!驚きですね。これだけ沢山あるのだから、近所の住宅会社はなんという会社なのかご存知ですよね?
えっ、ご存知ない。
これだけたくさんの住宅会社、工務店があるのに、意外と知られていないのが現実なんですよ。
ハウスメーカーと工務店
ハウスメーカーと工務店、どう違うの?どっちがいいの?どこを選べばいいの?!
ハウスメーカーと工務店違いについてよく聞かれますが、明確な区別があるわけではありませんが、それぞれの特徴をご紹介しますので、一緒に見ていきましょう。
また、お家を建てる予定の地域にある住宅展示場へ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
[特集記事]→住宅展示場見学と活用のコツ
ハウスメーカーの特徴
私が考えるハウスメーカーとは、複数の地域で住宅を建築していて、オリジナルの製品や商品を持っており、自社工場を持ち、住宅の一部またはそのほとんどを工場で加工し、現地での加工を少なくすることで工期の短縮と品質の確保をした住宅と考えられます。また、営業、設計、工務がきちんと別れているのも特徴です。
たくさんのプランと施工例があるので、自分にあった住宅が分からない方でも、理想的な住まいを見つけることが比較的簡単です。オーダーメードまでは必要ないけれど、セミオーダー的な住まいづくりを行いたい方にオススメです。
しかしながら、全てのハウスメーカーが自社施工というわけではなく、認定施工店による施工をしているところや下請け業者に施工を任せているところなどもありますので、確認が必要です。
工務店の特徴
一方で、工務店とは地域に根ざした建設会社のことで数世代にも続いているところもたくさんあります。従って家づくりだけでなく地域活動をしているところも多く、住宅のことだけでなく生活に関わることもに相談に乗ってくれるところもたくさんあります。家を建てるということは、その地域に長くお世話になるわけですから、とても頼りになる存在です。また、社員大工さんがいるところも多く、家づくりにおいて細かい要求に応じてくれるところが魅力です。専任の営業がいないところもありますが、社長さんをはじめ現場を熟知しており、お客様の要望を形にするために親身になって聞いてくれます。
せっかくの家づくりなので、自分の理想としている間取りや形などオーダーメードで家づくりを行いたい方にはオススメです。もちろんコストについても予算に対応してくれるところも多いので、時間に余裕があり、じっくり家づくりを進めたい方にオススメです。
家づくりを始める前に
家づくりをはじめるときには、ぜひ注意してもらいたいことがあります。
おそらく生涯で一度の家づくりをなんの予備知識もないまま進めると、後で後悔することになりかねません。
これから家づくりを始める段階の型で、住宅相談会にお越しいただいた方とのやり取りのなかで気づいた点をまとめると次の3つに絞られます。
家づくりに必要な3つのポイント
- 新しい家での暮らしを想像する
- 一番大切にしたいことを決める
- 予算を把握する
とこの3つについては家族で話し合っておく必要があります。これを怠ると、建物に合わせた窮屈な暮らしを強いられる事になりかねませんので、しっかりと押さえておきたいところです。
⒈新しい家での暮らしを想像する
新しい家での暮らしを想像することは、そんなに難しいことではありません。家族でどんな生活をするのか。例えば、リビングではだればどこに座るのか、そして何をしているのかを想像すれば結構です。同じようにダイニングやお庭なども一緒に考えておきたいところです。
それから、お住まいになる方それぞれがどのような時間を過ごすのかを考えておくことも必要ですね。家族で共有する部分と個別に分ける部分と明確にした方がプランは立てやすくなります。
こちらはセミナーの動画です。
間取り図から家具の配置をパズルしはじめては、心地の良い暮らしは手に入りません。続きをご覧ください。
⒉一番大切にしたいことを決める
新しい家づくりは、夢がたくさん広がるものです。「あれもしたい」「これもしたい」でも、やりたいことを全部組み込むと、予算オーバーになったりプランがまとまらなかったり、あまりいい家にはなりません。
住みやすい家にするためにも、何を一番大切にするのかを決めることが大事です。一番大切にする場所はどこか、一番大切にする時間はいつか、みんなが一番大切にするもの、自分が一番大切にするもの。そんなふうに考えてみるとまとめやすいと思います。
⒊予算を把握する
予算も早めに把握しましょう。
相談かいでよく聞かれるのが、「坪〇〇万円くらいで探しているんですけど」というとてもアバウトな予算組み。そもそも坪単価には統一された基準はないので、同じ大きさ、同じ形、同じ総額でも全く違った坪単価となってしまいます。漠然と「いくらくらいでできるといいね。」と考えるのではなく「総額〇〇〇〇万円」と予算を明確にしておくことが大事です。総額ですから、引越し費用や諸経費(税金)なども含めてその金額におさめることが必要です。銀行のウエブサイトで簡単なシュミレーションができますのでお試しいただくと簡単な予算を把握することができますよ。
最初に専門家に相談することが大切
どこに相談したらいいのかわからずに、住宅会社の門を叩くことが多いのが現実です。
関東一円の住宅展示場にて家づくり相談会を開催しているのですが、その大半の方が初めて住宅展示場に来た人ばかり。
「どのハウスメーカーがいいですか?」
「工務店とハウスメーカーの違いを教えてください」
「無垢材を使いたいんですけど、使えるところってありますか?」
「坪〇〇万円で考えてますが、どこに行けばいいですか?」
などなど、このような状態で、どの住宅会社がいいのだろうと選んでしまうと思わぬ落とし穴にハマります。
まずは、住宅展示場の回り方や、各住宅会社の特徴を知った上で、住まいづくりを一緒に考えてくれるところを見つけましょう。その人にあった住宅会社や住まいの情報を教えてもらえますよ。
住宅展示場や各住宅会社では、定期的に相談会を開催していますのでできる限り参加することをお勧めします。これから家づくりを考えはじめる方はもちろんのこと、家づくりに迷っている方もご参加ください。たくさんのヒントが見つかりますよ!
[特集記事]→住宅展示場見学と活用のコツ(こちらも合わせてご覧ください)→住まいの相談 「住宅会社を決められない」営業担当者が・・
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